2024ワールドトライアスロン世界エイジグループ マルチスポーツ選手権 参戦報告レポート
大分市在住の阿部淑子さんが、2024年8月25日に行われたワールドトライアスロン主催の世界マルチスポーツ選手権に参加されました。
そのレポートをご紹介します。
『2024ワールドトライアスロン世界エイジグループ マルチスポーツ選手権 参戦報告レポート』
2 0 2 4 年8 月2 5 日に行われた、マルチスポーツ選手権のロングトライアスロン エイジ グループに、日本代表として出場してきました。
出場資格は、前年度の国内ポイントレー スに出場し、2 レースの合計ポイントがエイジで1 0 位に入っていれば、代表の権利を得ることができる、というものです。
世界選手権なので、各国の上位の選手と戦うことになります。
場所は、オーストラリアのタウンズビルで、1 0 日間にわたって、アクアスロンやデュアスロンなどのレースが行われ、最終日にロングトライアスロンでした。
タウンズビルへは 、成田空港からケアンズまで飛行機で8 時間。さらにバスで5 時間という場所で、移動にかなりの時間がかかります。
世界選手権のツアーをJTUがHISに委託して企画してくれます。今回はこのツアーに参加したので、大分から一人で参加してもすぐに友達ができました。
2 2 日に出発して、2 3 日のお昼前に現地に到着します。この日はレースチェックイン、 バイクの組み立てなどしたら、あとは自由行動です。 レース前日の24日は午前中に試泳、14時からバイク預け、15時からJapanミーティ ングがあり、あまりゆっくりする時間はないかんじでした。

レース当日は、朝4 時に起床。5 時半にホテルを出発。6 時からトランジション準備。 カテゴリー別のウェーブスタートで、私のエイジは7 時半スタートでした。 日本のレースのような試泳の時間は設けておらず、レースの邪魔にならないように勝手に 試泳します。
スイムは1 5 0 0 mを2 周回。フローティングスタートでした。

海は波は少ないのですが綺麗とは言えず、自分の手も見えないほど視界0です。でもバト ルになるほどの人数ではなかったので、落ち着いて泳げました。ドラフティングできる人 を見つけれず、2 周3 0 0 0 mを1 時間3 分でスイムアップ。
トランジションエリアまで、6 0 0 mほど走ります。国内レースなら、バイクがたくさん残 っているのですが、さすが世界選手権です。バイクがたくさんなくなっていました(泣)
バイクは38kmを3周回の114kmです。オーストラリアは左側通行なので戸惑うことなく 、路面は綺麗で走りやすいです。(ゴミが一つも落ちてないことにびっくり)
会場から街中に向かうまでに少し坂があり、街に入るとコーナーが多く、途中サーキット の中を走ります。
サーキットを出て少し行くと折り返して、来たコースを会場の方に戻っ たら、会場を通り過ぎてひたすら直線の海沿いコースを走ります。ここも折り返してのコ ースなので、同じところを6 回通ることになります。
2 周目のサーキットで補給のエネ餅 を落としてしまい、エイドのバナナで助けられました。
3 周目になると、お昼になり海風が強くなってきてペースが落ちます。スタート時間の遅 い女子には不利なように感じました。
バイクを4 時間1 6 分で終えてランに移ります。

ランは1 2 kmを2 周回と6 km1 周の3 0 kmです。トライアスロンのランでは2 1 kmまでしか走ったことがないので、一番不安でした。
気温は26°Cくらいですが、日差しが強く暑く感じます。日本の秋の暑い日に近い感じです 。2 kmごとのエイドで給水して1 0 kmまではキロ6 分を切って走れたのですが、だんだんペ ースが落ちます。
ランエイドにモルテンがあると聞いていたので自分の補給を持たずにランに入ってしま ったのが失敗でした。あるのはパイナップル味のジェルで、飲んでみたら体がすでに受け付けなくなっていて、吐きそうになりました。
補給がうまくできずにペースも6 分半もき れなくなってきましたが、なんとか歩くことなくラン3 時間7 分でフィニッシュできました。
タイムは8時間40分58秒
総合389位
女子112位
エイジ22位


今回地元開催ということでオーストラリアの選手が一番多く、スイムは皆さん速いです 。バイクもかなり速く、女子選手の体も大きくて男子並みです。ただ、坂やコーナーは苦手なようでした。
◎海外レースの気付き
・バイクを持っていくので、飛行機の荷物に預けれる重量が決められています。シーコン にバイク、ウェットスーツ、ヘルメットなどのレース道具だけで2 0 kg。L C C などの航空 会社は超過料金をかなり取るので、事前に申請が良い。皆さんかなり払ってました。
・レース当日の朝ごはんが不安なので、アルファ米がとてもよかった。レトルトのような 液体に近いものは入国時に没収されていました。
・エイドの補給がいつものと違う可能性があるので、自分のものを多めに準備した方がよかった、と反省。
◎世界選手権での感想
今回大分から一人で参加することになり、いつも仲間と行動していたので不安でしたが 、同じように一人参加の方々が沢山いて、すぐに仲良くなれました。逆に一人で参加してよかったと思っています。
皆さん参加権利を取っている人達なので、男子選手は特にかなり強い方たちで、トレーニング方法や量などを聞くとすごくやっていて、いい刺激になりました。そして皆さん明るくてポジティブで、そこはトライアスリート全国共通だと感じました。
皆さんも機会があれば、一度は世界選手権に参加してみてほしいです。私はトライアスロンがもっと好きになったし、世界が広がりました。 皆様のお陰でいい経験を積むことができました。壮行会や国旗の寄せ書き、ありがとうございました。
このレポートを通して、世界選手権を目指してみたいと思うきっかけになったり、今後海外レースに出られる方の参考になれば嬉しいです。
阿部 淑子

